だが万馬券は当たらない

急死したとき遺族にこれを読んで俺の存在を感じて欲しくて書いてる

書き直し作業に入ります

第1稿を終えてから今日で1週間になります。高校の友人と会って楽しいひとときを過ごすことができ、心身とも休まった(?)ので、今日から、第1稿を修正、書き直しする作業に入りたいと思います。

その前に、少し僕の執筆状況について話したいと思います。昨年9月の終わりに100枚少しの中編を書いて、そこで何か得た感覚があり、10、11月と立て続けに、内容の異なる100枚程度の中編をさらに2つ書きました。しかしそのどれもが小説として大きな欠陥があることに気づき、自分の方法に問題点があることを反省して、後期期末試験が明けた1月末から改めて書きはじめ、それが繰り返し進捗を報告してきた作品ということになります。何が言いたいのかと言うと、小説を一つ完成させるということが、あまりにも未知な作業すぎてうまくは立ち回れて来られなかったということです。数ヶ月の紆余曲折があってやっと納得できる第1稿に先日たどり着いた感じです。

これから始まる第1稿以後の作業においても同じことが言えて、とりあえず調べてみて作家たちが実は誰しもしている推敲というものの力、どれだけ作品を改良することができるかの幅について今僕は信じているのですが、その幅を僕が大きく捉えすぎているのかもしれないし、逆にこれでも軽視しているのかもしれません。そして推敲、書き直しというものが何を基軸に、何に向けて、どれほどの量と深さで行なっていけばいいのかも、聞きかじって漠然とイメージがある程度に過ぎません。正直言って分からないことだらけです。

ですから、ここから先また迷走して、辛い時期があるのだろうと予感しています。

このような自虐めいた話を書いても仕方ないかもしれないですが、僕が熱っぽく「書き直し、書き直し」と言うことの裏には実はそれほど明確なイメージも伴っていなくて、ただ期待しているだけなのだと現状をここで明らかにしておきたいと思います。

 

さて、新学期の始まる4/20ごろまでとりあえず一ヶ月間着手してみようという感じですが、修正あるいは追加点を今思い当たる分は列挙しておこうと思います。

 

文体面

・情景描写の明確化、メリハリ

・比喩の追加、洗練

・動作の追加(特に会話だけでゴリ押してしまった部分)

・不要な動作、視点移動、独白の削除

・会話の洗練

・細部、些事の叙述を高密化

・文のリズム調節

 

 

内容面

・現実的な不幸の追加

・不合理な行動を変更あるいは変更せず動機を解説

・結論/焦点を一部に絞る

・サイドストーリー、バックグラウンドを確定させ、より生かす

・詩情の暴走を精査(←ガチ重要)

 

くらいでしょうか...ちょっと意識高い系のセルフマネジメント・プログラムみたいなエッセンスを感じますが、どの場面をどう直す、というプラクティカルなヴィジョンはしっかりホールドしているので大丈夫です。むしろ見える化させることで思考を涼しくしステイデイな状態であくまでストイックにコミットしていきたいと思ってます。

 

いずれ東京に戻りますが、飯や洗濯や掃除の心配もせず温かい風呂に入れる実家暮らしでは結果的に能率上がってました。代わりに一人でいられる時間少ないけど、寂しさでメンタルやられることもないし、誘惑もないしで帰ってきて良かったなとまあ感じています。戻ったら命を繋ぐためにめんどくさい雑事を片付けなければいけないし、部屋は無音で一人でいると気が狂いそうになるし...ってこれはこっちでの生活にまた慣れちゃったんだなあ...

コロナも怖いからいつ戻るかは考えなければいけませんね。まあとりあえず目の前の推敲を遂行します。また進捗報告しますね。かしこ。