だが万馬券は当たらない

急死したとき遺族にこれを読んで俺の存在を感じて欲しくて書いてる

熱海旅行(8/25-28)について、第一日目

友人の祖母が熱海に所有している一室が常に解放されていて、彼のはからいで前期の導入クラスで同じ班だったぼく含む男子3人が、そのマンションに泊まらせてもらうことになりました。当初、花火が上がる8/23から5日間泊まって直接伊豆に移りサークルの合宿に参加するという予定でいたのですが、計一週間旅行しっぱなしは流石に食事のバランスが崩れたり5日間あったところで持て余してしまうだろうということで、26、27の一泊2日に短縮して当面確定していました。けれど8/25の夕方、帰京して以来図書館に篭りっきりで孤独に疲れてしまったぼくの方から(当時lineは使えなかったのでTwitterのDMで)すでに熱海にいた2人に「今から行っていいか」と連絡を入れ、快諾してくれたので急遽出発しました。高田馬場から現地までは乗り換え2回で2時間半かかるので、18:00に発ったぼくは順当に20:30に到着しました。f:id:astimegoesbyyye1080:20190905123915j:image
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熱海駅の写真になります。平日の夕方でしたがそれなりに人がいて、駅出て左手の方角では恐らく個人的な花火の打ち上げがされていて音が響いていました。駅前からホテルまでは15分ほど坂道を海の方へ下る必要があり、まだ波の音や潮のにおいは無くて本当にここで合っているんだろうかとほんのり不安になりつつアプリにしたがって歩き進めていきました。

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うねった道を抜けトンネルをくぐり横断歩道を渡ると、急に視界がひらけて弓なりに連なった夜の都市が飛び込んできます。

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さらに下っていくと海面がネオン街を反映しているのが鮮明になってきて、地図に従えば自分が立っている付近にホテルがあるらしいので、すっかり興奮して歩速が上がっていました。やがて上記画像の通り海岸に建てられたマンションにたどり着き、友人に電話するとほどなくエレベーターを上がって玄関に懐かしい顔が見えました。彼に連れられて部屋に行くと、そこは家族で住むのが本来適切なのだろうと思わせる立派なキッチンや広いリビング、和室、自動でフタがあくトイレ、などなどが揃った“資本の暴力”ルームで、ぼくは当初友人と挨拶や世間話を交わす際声が震えていたことと思います。画像二つ目のイスに座ってぼくは叫びました。「徴税!処刑! 処刑! 徴税!」 封建君主のモノマネです、一度やってみたかったんです。

 初日はすっかり夜になっていたので、彼らの案内に従って近くのコンビニで夕食と差し入れを買ったあとは、二人が元々見ていた映画観賞に加わって一夜を過ごしました。翌日以降はじまる熱海旅行の期待はどんどん膨らんでいきました。