だが万馬券は当たらない

急死したとき遺族にこれを読んで俺の存在を感じて欲しくて書いてる

かく

村上春樹しか勝たんになってる。読みやすい。高貴。文体の徹底。

バブル黎明期の日本を離れて西欧で細々と小説を書いていた彼の日々を今の自分に重ねる。僕は何度も敗北したことがある人間で、敗北したことのある人間の言葉を信じます。村上春樹さんは世界に勝ちも負けもないような考えの持ち主かもしれないけど。